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| キットと箱絵 | 車体＆搭載火砲 | 車体＆装甲板 |
| いかにもコマンダー（というかアメリカ製レジンキット）らしく、部品の表面には荒れが散見されるが、全体としてみれば良好な成型状態で気泡や欠けなどはほとんど見られない。足回りは一体成型が多用されていたり、キャタピラがイタレリのコピーだったりするのでそこだけは改善してやる必要があるだろう。インジェクションのロレーヌ・シュレッパーが２社から出ていることだし（以前は考えられないようなマイナーな車両であるが・・・） 搭載砲自体はこのキット以外に存在しないので流用などは出来ないが、キットのパーツも基本的にはよく出来ているので、ディティールアップをしてやれば十分使用に耐えると思う。装甲板も薄い成型状態で好感は持てるが、合いがよいかどうかはまだチェックをしていない。現地価格70ドルということを考えれば「十分使えるキット」という評価になるだろう。これが1万５０００円とかだったら怒っちゃうような出来ではあるが、その値段ならまだしも我慢が出来るということになる。購入する前は「最悪、インジェクションのをベースにしないとダメかも」と思っていたのだが、この出来ならその必要もないし、部分的にはインジェクションキットを凌駕しているところもあり（リベットやボルトは大変にシャープに抜けている）、予想以上によい買い物であったと言えるだろう。 | ||