2000年4〜8月の入荷製品


イメージ メーカー 商品名 評価
PHEBUS Creation DAIMLER SCOUT CAR
Mk II/III
フランスでは1998年頃に発売されたキット。当時から狙っていたが、在庫があったので即ゲットした。タミヤのダイムラーに比べれば随分精密でいいキットだが、表面処理がまるで鋳造みたいに荒れていて頭を抱えている。それ以外は分割も細かく(その分組みにくそう)、細部表現も秀逸ではある。一部パーツをタミヤから流用するのが完成への早道のような気がする。
(本末転倒だとは思うが・・・)
STEEL MASTERS No.40 またフランスから直で買ってしまった・・・。
広告や新刊案内を見るとまだまだ欧州は元気いっぱいである。その元気を日本にも「ワケテクダサイ」
Accurate Armour Ward LaFrance M1A1
Heavy Wrecker
超絶的に精密なキット、価格も超絶的に高い!
現地価格で買っても送料・手数料込みでなんと27000円もする! 多分国内販売価格は軽く4万円を突破するのじゃないだろうか?
 キットはインジェクションなみの部品分割で総パーツ数は300近い。気泡はそれなりにあるが、処理できないほどではない。説明書は写真入りで詳しく解説してはいるが、それだけで組めるとは思えない。
 この手の車両が大好きな人にはお勧めするが、かなりの経験値と技術を要求されることだけは間違いないキットである。
Accurate Armour Scammel Pioneer SV2/S
Heavy Breakdown
アキュリットのスキャンメルシリーズの第2弾。相変わらず精密な再現で組みあがれば最高の物が出来るだろう。なんでもこれを4日で完成させた人がいるということなので、見た目より楽なのかも知れないが(笑)
Armoured Brigade
Models
Late Production High Bustle
Firefley Turret
w/ Oval Lorder's Hatch
バッスル部分が高く、楕円型装填手ハッチの後期型ファイヤフライ砲塔の改造キット。パっと見た印象がチェサピークにそっくりなのが笑える。キットにはアルミ挽き物の砲身も付属している。車体にはチェサピークのハイブリッド車体が望ましい。とはいえ、その両者だけではいくつか付属品が足りないのは製作上の難点ではある。
(発煙装置とか消火器が足りない。CMDの砲塔にはついてるのだが)
Allied Command
Production
Military Vehicle Workshop
Series MV-18
M25 Tank Transporter Part1
いつもどおりマニュアルの転載で「痒いところに手が届く」資料集。とはいえ、あまりに瑣末なところも取り上げていて、『模型作りには意味が無い』と思えるところもある。今回の新刊全部に言えることだが、マニュアルの図のコピーの仕方が悪く、不鮮明なものが多いのが難点である。
Allied Command
Production
Military Vehicle Workshop
Series MV-19
M25 Tank Transporter Part2
こちらはトラクターとトレーラーを取り上げている。この2冊と、MVJ、その昔のHJ、MG、あとはホイールナッツの尾崎さんが同人誌として出版したものが揃っていれば、ドラゴンワゴンを作る上では、ほぼ完璧である。
(当然、ドラゴンワゴンを買った人は全部持っていなければ・・・)
Allied Command
Production
Military Vehicle Workshop
Series MV-22
M32 Tank Recovery Vehicle
M32の資料としては初めてであり、ほぼ完璧な資料と言える。この本と当方がアップした実車写真があれば、これまた「分かりすぎる」くらいに分かってしまう。こんなマイナーな車両の資料が揃うようになるとは、まったくいい時代になったものだ(笑)
Allied Command
Production
Military Vehicle Workshop
Series MV-23
GMC CCKW352 2.5ton Truck
GMCトラックの特集。これも模型製作上では不必要な情報まで載っている。これとWings&Wheelsの写真集、グランパの連載などがあればほぼ必要十分な情報が入手できる。
Allied Command
Production
Military Vehicle Workshop
Series MV-24
M12 155mm Gun Motor Carriage
アカデミーのM12に合わせたかのような実にタイムリーな資料集。これにはマニュアルのコピーだけではなくアバディーンの実車写真も載っているが、印刷が不鮮明で「よく見えない」のが多いのは難点。エンジン取り付け方法が詳細に分かるので、アカデミーのキットに組み込んでやるのも面白いだろう。
Allied Command
Production
Military Vehicle Workshop
Series MV-25
M7 Priest
Howitzer Motor Carriage
M7のキットが入手困難なのが実に惜しまれる。前期型・後期型の両タイプが掲載されており、相違点などがよく分かる。イタレリのキットは後期型なので、前期型に改造する時には必須の資料といえるのではないだろうか?
Allied Command
Production
Military Vehicle Workshop
Series ARTY-02
105mm Howitzer M2A1
大砲の個別的資料というのはほとんどないので、大変にありがたい。この調子でM1 155mm榴弾砲の特集もやって欲しいところだ。自衛隊でも使用していたので、どこかの駐屯地に実物が残っているかもしれないので、それを取材しに行くのもよいだろう。
Allied Command
Production
Military Vehicle Workshop
Series ARTY-03
25Pounder Filed Gun & Limber
イギリスの大砲の資料が手に入るとは、まっことよい時代になったものだと思う。タミヤの25ポンド砲は名作ではあるが、さすがに古さは隠せなくなっているので、この本を参考にエデュアルドのエッチングなどを使ってディティールアップしてやるのがいいだろう。
DES Kit Sd.kfz8 12ton ハーフトラック DESの最新キット。フルレジンで整形されており、気泡、変形などはほぼ絶無に近く、ディティールなどもほぼ満点の素晴らしいキットである。雰囲気としてはタミヤのFAMOに極めて近く、レジンキットの最高峰と言えるのではないだろうか? 国内入荷は未定だがかなり高額になると予想される。
REAL MODELS MERCEDES BENZ 170V
CABRIO
最近活発に活動しているチェコのメーカー製のレジンキット。国内でもよく見かけるが、やはり現地調達の方が安いのは言うまでもない。パっと見の印象は悪くないが、吟味していくと気泡なども多く、それほど高品質とは言えない。
REAL MODELS MERCEDES BENZ 170V
BERLINE
こちらはまだ国内には入っていないようだが、同じメーカーの新キット。出来はそう悪くもないが絶賛するほどではない。その品質からすると国内価格に割高感があるかもしれない。
REAL MODELS GMC CCKW352
改造キット
こちらも国内未入荷の改造キット。タミヤのキットをベースにするように指定されている。原型にもタミヤのパーツが使われているようでかなりお手軽なつくりである。これも品質的にはそう高くはない。
ADV/Azimut GMC with 40mm BOFORS 国内でもたまに不良在庫を見かけるが、かなり割高なのでフランスから購入。自由フランス軍でのみ使用された車両である。キットのベースにはイタレリが指定されているが、他メーカーのGMCトラックをベースにしてもよいだろう。
ADV/Azimut Kfz17/2 Funkwagen 国内では最近ほとんど見かけない。イタレリのホルヒをベースにする改造キットかと思ったらフルキットだった。原型には同キットのパーツが多用されているので、精度や組みやすさを考えれば、イタレリの原型キットを多用した方がよいかもしれない。
(それではフルキットの意味がないが・・・)
タイヤの出来が素晴らしいので、このパーツだけでも別売りしてほしいところだ。
(イタレリのはプラを溶かすから)
ADV/Azimut OPEL BLITZ
KESSEL WAGEN
オペルブリッツのバリエーションの一つでV2号ロケットの支援車両で液体酸素 or ロケット燃料を運搬するタンク車のキット。極簡単なつくりのパーツだけではあるが、雰囲気はそこそこによく捉えているようだ。
STEEL MASTERS No.39 STEEL MASTERSの最新号。近い内に国内に入るので別に海外から取る必要もないが、ついでに頼んでしまった。
EECのKV-1Sの作例がある。
STEEL MASTERS HORS SERIE No.5
1940 CAMPAGNE L'OUEST
すでに5冊目になった特集号。今回のネタは「1940年の西方戦役」である。シムカ5の作例も載っており参考になる。一部ディオラマにキューベルワーゲンが登場しているが、当時はまだ試作段階だったのでは?
SCALE LINE BRITISH 5.5INCH
HOWITZER
オランダのメーカー製フルレジンキット。今までにこの砲の模型としてはヒンチリフのメタル、PDモデルのレジンキットがあったが、どれも食い足りない出来であった。それに比べると断然よく出来たキットでアキュリットのマタドールに牽かせてやっても遜色がないほどである。国内入荷は全く未定だし、海外メールオーダーショップでも扱っているところがないので入手はまず絶望だろう。
(当方は個人的な交換で手に入れたが・・・。)

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